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eスポーツで生きていくには?新潟コンピュータ専門学校eスポーツ科のプロ選手「農頭 恭平」講師にインタビュー!

eスポーツで生きていくには?新潟コンピュータ専門学校eスポーツ科のプロ選手「農頭 恭平」講師にインタビュー!
インタビュー

新潟を中心に大学や専門学校、学習塾など多数の教育・学習事業を展開しているNSGグループが運営する「新潟コンピュータ専門学校」にeスポーツ科が2019年に新設されました。

多くの専門学校がeスポーツ科を新設し、中でも新潟コンピュータ専門学校(以下、「NCC」)では著名なプロeスポーツ選手が特別講師として就任しており、一際目立った専門学校として存在感がある。

そこで、NCC eスポーツ科講師のプロゲーマーkaraage選手こと農頭恭平氏にインタビューしてみました。

専門学校にeスポーツ科が新設の背景は?

NCC「農頭 恭平(Karaage)」講師Saiga NAK
─ ここ数年、多くの専門学校がeスポーツ科を新設されていますが、実際どのような事を教えているのでしょうか?

NCCの場合プロゲーマーを志す学生が対象となるので、ゲームのプレー技術やマインドセット、コンディショニング等の内容を自身の経験をベースに教えています。

 

─ NCCのeスポーツ科の他校との違いはどういった点でしょうか?

指導内容をeスポーツに限定するのではなくコンピュータの学校なので、プログラミング知識やITの勉強をカリキュラムに入れています。
プロゲーマーの育成に完全特化ではなくて、卒業後の企業への就職も重要視しているので、
専業プロゲーマーを目指すというよりは、“副業でプロゲーマー”といった二足のわらじで将来経済的に安定して活動していけることを目標としています。

 

─ 専門学校と言えば資格取得のイメージが強いですが、在校中生徒には何かコミットなど求められるのでしょうか?

プロゲーマーとしての話で言えば、必須の資格が存在するわけではないため特定の資格取得は特に求めていないです。
しかし就職の為、eスポーツ科であってもIT関連の基礎的な資格の取得は目指しますし、基本情報技術者などの国家試験も生徒が希望すれば取得できるように学校でサポートしています。

 

─ 卒業後の進路はどういった職種・業種がありますでしょうか?

プロゲーマーとしてプロゲーミングチーム等へ所属を目指すのはもちろんのこと、就職面ではこれまで学んだコンピュータの知識を活かし、IT業界等でプログラマーなどのエンジニアとして活躍していければいいなと思っています。
今後はeスポーツ業界の動向を常に確認しながら、必要となってくるものを積極的にカリキュラムに組み込んで学生の進路の可能性を広げていきたいですね。
まずはNCCとしての実績やノウハウがあるところから、着実にやっていきたいです。

 

─ 他校さんもeスポーツ科が開設されていますが、ライバルとして気になる・意識している学校などはありますか?

他校さんに関しては、特にライバルとしては見ていないです。
今はライバルというより、同じeスポーツを盛り上げる仲間として一緒に市場を作り上げていきたいと思っています。

プロeスポーツ選手を目指すには?

NCC「農頭 恭平(Karaage)」講師Saiga NAK
─ 農頭様自身がプロeスポーツ選手として活動していますが、講師業含め普段はどのような活動をしているのでしょうか?

平日は学校の教員として勤務し、夜の時間にゲームのトレーニングに勤しんでいます。
週末は選手として大会に出場することや、解説業を主にしています。
時にはテレビ・ラジオなどのメディア出演や、講演会に講師として参加することがあるなど、eスポーツ・ゲームを軸とした多種多様な活動をしています。

 

─ ずばり!eスポーツ選手にはなるにはどうすればいいでしょうか?

eスポーツに限ることではないですが、正しい努力をひたむきに行うことが必要かなと思います。
例えば、闇雲に練習時間を増やすのではなく、「自分には何が足りていないのか」をよく見極めて練習していく事がポイントだと思っています。

 

─ 生徒達に教えているマインド、心構えなどあれば教えて頂けますか?

自分自身と“勝負”することが大事と伝えています。
勝負事なので、対戦相手との勝ち負けのみを意識しがちですが、重要なのは中身です。
今の自分が過去の自分を超えられたかどうかを、日々意識することが重要だと伝えています。

なぜeスポーツ選手に?なぜ新潟に?

NCC「農頭 恭平(Karaage)」講師Saiga NAK
─ eスポーツ選手になったキッカケは?何故プロシーンでやっていこうと思ったのでしょう?

アマチュア時代にRed Bull 5Gの大会に過去出場したことがキッカケです。
プロシーンでやっていこうと思った理由は、大人数の前でゲームをプレーする緊張感や高揚感、日常では味わえない感覚を特別なものだと感じたからです。
また、そのイベントで同じステージに立っていたストリートファイターのプロであるウメハラ選手、ボンちゃん選手の圧倒的な技術力、オーラに憧れたのも理由の一つです。

 

─ 農頭様は鹿児島県出身ですが、何故新潟を拠点に活動しているのでしょうか?また新潟の魅力は?

eスポーツのイベントで新潟に行く機会が何度かありまして、その際、当校と同じNSGグループの会社からお誘いを受け、新潟への移住を決意しました。
eスポーツに関しては選手以外からの立場からも貢献したい、という思いがあり、選手の経験を活かして、地方の盛り上げに貢献したく、2019年6月から新潟に拠点を移しました。
もうすぐ2年ですが、新潟の魅力は食べ物が美味しい事ですね!特にお米と魚が美味しいです!

 

─ ちなみにプレイヤーネームが「Karaage」の理由は?

好きな食べ物が“唐揚げ”だからです(笑)
昔好きな動画配信者で“うどん”というハンドルネームの方がいたので、その影響で自分も食べ物の名前にしようと思って「Karaage」にしました。
かっこいいとは思いませんが、わかりやすくて気に入っています。

NCCの魅力、eスポーツの魅力

NCC「農頭 恭平(Karaage)」講師Saiga NAK
─ NCCの魅力、eスポーツの魅力を教えて頂けますか?

NCCの魅力は先生と学生の距離感が近い事ですかね。
もちろん厳しくやるべきところは厳しくやりますが、普段はできる限り生徒と同じ目線に立って円滑なコミュニケーションが取れることを大事にしています。
あとは県内・県外の企業との連携が豊富にあるのも魅力的なポイントの1つです。

eスポーツ科で言えば、NCCには「NSG esportsスタジアム」という実際にeスポーツの大会でも使用される本格的な施設が併設されていて、設備関係でも充実しているが特徴ですね。

 

─ eスポーツの魅力は?

eスポーツは一人で自宅にいながら手軽に簡単に始められる一方で、競技として本格的にのめり込める奥深さがある事ですね。
観戦する点で言えば、ほとんどの方はeスポーツを画面越しで観る機会が多いですが、他のスポーツと同じく実際に会場へ足を運ぶと、画面越しとは全く違った熱狂や雰囲気を肌で感じられ、その魅力が理解しやすいと思います。
そして、昨年から新型コロナウイルスの流行で外出しにくい情勢が続いていますが、eスポーツであれば家にいても取り組める&楽しめる事ですね。

 

─ 入学を検討している高校生や保護者の方へメッセージを!

eスポーツに興味があっても何を学ぶのか、何から始めればよいか、わからないことが多いと思います。
その様なお悩みを抱えている方は、是非オープンキャンパスで気軽に話を聞きに来ていただきたいです。
新しい業界でカリキュラムや卒業後の進路など不安があるかと思いますが、NCCは就職に強みがあり、eスポーツ科で学んだ事を卒業後に活かせる事がわかってもらえるはずです。

まずはより多くの方と、オープンキャンパスで会えることを、楽しみにしております!

NCCオープンキャンパス開催!

新潟コンピュータ専門学校新潟コンピュータ専門学校

本日はありがとうございました!
eスポーツ科開設する専門学校は多いですが、実際の学校側の声はもちろん、生徒に教えているプロ選手の講師から直接お話を聞けたのは初めてでしたが、想像以上に色々考えられた学科だと感じました!

NCCでは3月13日と3月20日にオープンキャンパスが開催されています!
是非、興味をもった方は一度オープンキャンパスに参加してみてはいかがでしょうか?


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新潟を中心に大学や専門学校、学習塾など多数の教育・学習事業を展開しているNSGグループの株式会社アイ・シー・オーが、新潟県eスポーツ連盟(以下、NeSU)と連携し、eスポーツのオンライン大会「NeSU GATE(ネス・ゲート)#2」を2月11日(木・祝)に開催すると発表した。

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