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VFXや3Dキャラクターを制作するNACG Studioの鈴木誠人さんにインタビュー!ベトナムのオフショア開発、働き方とは?

VFXや3Dキャラクターを制作するNACG Studioの鈴木誠人さんにインタビュー!ベトナムのオフショア開発、働き方とは?
インタビュー

ゲーム事業、遊技機事業、ゲーミング事業といった3本の柱を軸に30年以上の歴史を持つナツメアタリ株式会社
最近では2022年5月発売の「百英雄伝 Rising」を開発したことでも知られており、高い評価を獲得しています。
今回はそんなナツメアタリ株式会社のベトナム支社として展開している「NACG Studio(以下、NACG)」の鈴木誠人さんにインタビュー!
オフショア開発が盛んなベトナムの現在の状況や職場の雰囲気などを伺いました!

世界から注目されるベトナムのオフショア開発

― 本日はよろしくお願いします

鈴木さん: よろしくお願いします

NACG 鈴木さん
NACG 鈴木さん
Saiga NAK
― まずはNACGについて教えてください

鈴木さん: NACGは大阪に本社を構えるナツメアタリ株式会社(以下、本社)の子会社としてベトナム・ダナンに設立されました。
ゲームはもちろんですが、特に遊技機の派手なエフェクトにはVFXが欠かせません。
ただ、日本国内のVFXデザイナーはかなり少なく、人材の取り合いになっている現状があります。
そこで日本国外、特に成長著しいベトナムに目を付けて2年前に子会社を設立したというのが経緯です。
2022年11月現在では遊技機のVFXデザイナーが8人、ゲームのキャラクターや背景モデルを制作する3Dデザイナーが7人、通訳兼ブリッジが3人の計18人が働いています。
私自身が過去に3Dキャラクター制作に携わってきたということもあり、そういった体制も整えています。
NACGも新型コロナウイルス流行の影響で大きな打撃を受けましたが、現在では勢いを取り戻してさらなる事業展開のために日々奮闘しています。

― ベトナムはVFXの人材が豊富ということでしょうか

鈴木さん: ベトナムは他国からの投資が驚くほど多くて、いまパッと思いつくだけでも10以上のゲーム会社さんがオフショア開発としてベトナムに展開されています。
ベトナムではフリーランスで働く方も多いんですが、やはり安定しないというところで即戦力として中途応募していただくことも多いです。
専門学校との連携も取れていて、学生さんにはまずインターンというかたちでノウハウを教えつつ採用に繋がることがあります。
いまダナンという街が注目されていることもあって「ダナンで働きたいので面接を受けにきました」という方もいらっしゃいますね。

― お写真を見ると若い方が多いように見えます

鈴木さん: そうなんですよ。
日本の平均年齢は40代後半だと思いますが、ベトナムの平均年齢は30歳くらいなんです。
NACGでは20歳から35歳くらいの年齢幅があって、20代の若い社員もバリバリ働いています。
ベトナム人は日本人ほど定年に対する意識が全員にあるわけではないので、若い人材がどんどん経験を積んでいけるのも特徴かなと思います。

NACG社員の皆さん
NACG社員の皆さん
NACG Studio
― 本社とのやり取りはどのように行っているのでしょうか

鈴木さん: 業務連絡にはSlackを使っていまして、本社からの指示がNACGのデザイナーや通訳が入っているチャンネルに届きます。
進捗確認やクオリティのチェックバックは通訳を介したチェックシートベースで行われるので、とてもスムーズに業務ができているんじゃないかなと思います。

― NACGの雰囲気はどんな感じでしょうか

鈴木さん: オンオフがハッキリしていて、仕事終わりにはよく飲みに行ったりしています。
社員はみんな仲が良くて、ちょっと何かあっても翌日には元通りみたいな(笑)
ベトナムには中国のように中秋節のお祝いをする風習もあるのでスタッフに月餅をプレゼントしたり、1年に1回は社員旅行をして盛り上がっています。
今年はタイに行きました。

中秋節のお祝い
中秋節のお祝い
社員旅行(タイ)の様子
社員旅行(タイ)の様子
NACG Studio
― ほかにベトナムの魅力は何でしょうか

鈴木さん: 日本との関係で言えば、最近はユニクロ、無印良品、イオンなどがどんどん進出しています。
こういった店舗の周りは土地の価格が上がるので投資家からの視線も熱いです(笑)
エースコックの即席めん「ハオハオ」は昔からずっと人気で、あまりにも定着しているので日本企業だということを知らない人も多いですね。
ファミリーマートやセブン-イレブンなど日本人に馴染み深いコンビニも多くて、都市部では日本と変わらないくらい充実しています。

エースコックベトナム社「ハオハオ」
エースコックベトナム社「ハオハオ」
エースコック公式サイト
― ベトナムの方から見た日本のイメージはどうですか

鈴木さん: 日本の皆さんにもっと知ってほしいくらい、ベトナム人は日本のアニメ、ゲームが大好きですね。
休日に街を歩いているとゲーム大会が開催されていたりするんですが、よくそんなキャラクター知ってるなというコスプレをしていたり、それくらいサブカルチャーは根付いています。

― 最後にNACGのアピールをお願いします

鈴木さん: NACGでは現在、日本向け遊技機のVFX制作とゲームの3Dキャラクターや背景の制作を行っています。
まだ本社としか業務を行っていないんですが、評判は良くて成果も出てきています。
社員が若くて上昇志向も強いのでこれからの活躍も見込めますし、ベトナムがオフショア慣れしてきたという実感もあります。
しっかり細かく指示すればそれに見合った成果を出してくれるということもわかってきました。
ベトナム国内の人材も揃ってきて、NACGでもプロとしての業務ができる方を採用しているのでほかのアジア圏内の国よりも安く発注いただくことができると思います。
言語の壁や安かろう悪かろうという印象が不安という方もいるかもしれませんが、そこは私含めてフォローできる体制も整っています。
また、NACGでは為替情勢に関係なく一律日本円で発注いただけるのも強みかなと思います。
本社を通さずに発注いただくことが可能で、お試しのトライアル期間も設けておりますのでまずはご相談いただければと思います。

NACG 鈴木さん
NACG 鈴木さん
Saiga NAK
― 本日はありがとうございました

鈴木さん: ありがとうございました!

オフショア開発の第1歩に

NACG 鈴木さん
NACG 鈴木さん
Saiga NAK

現在ベトナムは世界中の企業がこぞって支社を設立するなど急激な成長を見せています。
ゲーム業界でも名だたる企業がオフショア開発に乗り出しており、NACGはその中でもVFXと3D制作において着実に成果を上げてきました。
日本語のサポートも充実していてトライアル期間も設けられているので、オフショア開発の不安も解消できそうです。
これから事業規模の拡大を図っていくとのことなので、オフショア開発をお考えの方はまずNACG Studioまでご相談を!